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2011年10月

2011年10月10日 (月)

撮影日記その26: 映画「Hecho en China」 第一日目

 さて、今日は何を書こうか。

 メキシコ・シティーも朝夕の冷え込みが厳しくなってきた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。TakaBrownです。

 先週、誕生日の翌日10月3日から7日までメキシコ北部、モンテレイ州で行なわれているメキシコ映画の撮影に参加してきました。

 飛行機で1時間半とはいえ、陸路なら10時間はかかる結構な遠距離。

 気候も文化もメキシコ・シティーとは随分違います。
街並みもメキシコと言うよりはアメリカの小さな田舎街といった印象。
レストランやお店に置いてあるテレビで流れているのも、シティーでは定番のサッカーよりアメフト、野球率が高くなるのも北部の特徴。

 空港について開口一番「モンテレイ、やっぱり暑いね~」って言ったら、「今日はこれでも涼しいほうです」との答え。
翌日からは実際に気温40度の日々が続く・・・。

 空港からホテルに着いて早々、スタイリストとの衣装合わせ。

 中国系マフィアの役なんで定番の龍の刺繍が入ったシャツなど数枚試着。

 衣装担当のおねーちゃん、「本番は今着てもらったシャツの上に革のジャケットを着てもらいます」

 ・・・気温40度でしょ。 まぁ、しょーがない。

 その後はヘア・メイク担当の待つ美容院に連れて行かれ。

 ヘア・メイク担当のおねーちゃん、「髪切って、脱色して、それから染色します。聞いてるでしょ?」

 ・・・聞いてません。

 ここまで来てダダこねてもしょうがないので、「OK、染めるって、何色?」

 「オレンジ」

 まーじー??

 「あ、それから手にタトゥーも入れるから」

 ・・・はい??

 「大丈夫、植物性染料を使った塗料で、何日かで落ちるから」

 一週間経った今現在、まだしっかり残ってます。

 しかも右手の指に刻まれたそのタトゥーの文字は日本語で「ヤ・★・ザ」の3文字。

 中国系マフィアで何故日本語?

 「あの人達は自ら”ヤ・★・ザ”なんてタトゥー入れないよ」なんてアドバイスも虚しく作業は進む・・・。

 いつものことだけど、何で前もって知らせてくれないんだろ?
一抹の不安を抱え翌日の本番へ・・・ つづく

 

 

 さて、第二日目はどうなることやら。

 ご苦労さん、自分。

 

 

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2011年10月14日 (金)

撮影日記その26: 映画「Hecho en China」 第二日目

 さて、今日は何を書こうか。

 そろそろ街に死者の日、ハロウィーンのデコレーションが目に付き始めた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。TakaBrownです。

 第二日目、撮影は午後8時からのスタートだったので、その日の個人練習を終えても十分時間が余った。
ということで、モンテレイのセントロ地区を一人で散歩しに行った。

 この辺りは数年前にも一度仕事で訪れたことがあったけど、なんというか・・・
住んでる人達には申し訳ないが、歴史と言うか、伝統と言うか、メキシコ的な趣が全くない。
観光客がブラブラして「わー」とか「へー」とか言うところが見えてこない。
一応民芸品屋らしきとこも見たけど、しょぼい。
ありきたりの物しか置いてない。

 それでもなんか一つぐらい買って帰ろうかな~とウロウロ・・・

 オーダー・メイドで革製品を手作りしてるおっさんがいたのでジッポ・ライターのケースを頼んでみた。
「名前を入れて50ペソで明日にはできるよ」とのことなので、「じゃ、また明日」と言ったものの、結局その後、最終日まで取りに行く時間がなく、ほったらかしにしてしまった。

 おっさん、ごめんっ!!

 撮影には地元在住の日本人、韓国人、中国人もエキストラで数名参加してて、生の地元情報が聞けておもしろかった。
なかでも日本食レストラン”一休”のオーナーさんと色々お話できて名刺交換までできたのが思わぬ報酬。
せっかくなんで後日お店に食事しに行って、”冷やしコンニャクの酢味噌和え”おまけしてもらいました。

 この酢味噌が絶品で、ほんっとにうまかった。ご馳走様でした。

 この日は回想シーンで敵対するメキシコ人青年に私演じる中国系マフィア”ヤン・リー”の妹役の”ペイペイ”が乱暴されるシーン。

 ここで初めて監督とご対面。

 監督もモンテレイの人なので、それまでスカイプを通してのビデオ・チャットでしか話したことがなかった。

 監督がどんな人なのかよく知らず撮影がスタートするのに多少の不安はあったものの、実際に始まってみると実にいい人。
話し方も接し方も柔らかく、決して怒鳴らない。
難しい顔して訳の分からん注文するわけでもなく、無言でディレクターズ・チェアにふんぞり返ってるわけでもない。

 そして一番驚いたのが、まぁ、自分が選んだ出演者を信用しきってるからなんだろうけど、役者の演技に対してほとんど指示を出さない。

 こんな監督初めて。

 こんなに自由でいいのかな、と思うほど好きにやらせてくれた。

 しかもこの監督、仕事が速い。
出演者にほとんど待ち時間も与えずポンポン撮っていく。

 という訳で正味3時間ほどでこの日の撮影終了!

 世の中には色んなタイプの監督がいるもんだね~
なんて思いつつ・・・ つづく

Hecho_en_china_gabriel_buzman_2

いつもニコニコのガブリエル・グスマン(Gabriel Guzman)監督

 

 

 さて、第三日目の撮影はどうなることやら。

 ご苦労さん、自分。

 

 

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2011年10月18日 (火)

撮影日記その26: 映画「Hecho en China」 第三日目

 さて、今日は何を書こうか。

 日本なら衣替え、紅葉、お月見、季節の変わり目を感じるころでしょうが、相変わらずそれに似合うような季節の風物詩には全くお目にかかれないメキシコ・シティー、皆さんいかがお過ごしでしょうか。TakaBrownです。

 モンテレイ滞在中終日お世話になったホテルAntaris正面のレストラン・バーがいい味出してた。
入った瞬間「秘密クラブ?」と思わせるような怪しい雰囲気。
若者お断り、といった感じで店内には若者どころか女性もいない。
半地下になったようなこじんまりした店内では何故か未だにタバコが吸え、白髪交じりの初老の紳士達が夜な夜な集まりドミノ・ゲームに花を咲かせる大人の社交場。

 タイム・スリップして一昔前の映画のワンシーンに紛れ込んだような気分にさせてくれるこのお店、モンテレイに滞在の際には一度訪れてみてはいかがでしょう。

 第三日目、朝の集合も少々早めの7時、夜11時終了の長丁場になりました。

 主演のオディセオ・ビッチー(Odiseo Bichir)さんが経営する中華料理屋を乗っ取るために恐喝しに行くシーン。

 ここでのこのベテラン俳優との会話、視線のやり取りが今回一番楽しかったなー。
彼の目力に対抗して対峙するにはものすごいエネルギー消耗したけど。
彼の役どころはうだつの上がらないしょぼくれた中年、といったところなんだけど、とにかく目で押してくるパワーがすごかった。
いやー、いい経験になった。

 名俳優と呼ばれる俳優の所以は目力に有りと再確認させられつつ・・・ つづく

Hecho_en_china_1
 左から主演のオディセオ・ビッチーさん、カルロス・コボ(Carlos Cobo)さん、一番右はエドゥアルド・エスパーニャ(Eduardo España)さん

 さて、第四日目はどうなることやら。

 ご苦労さん、自分。

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2011年10月20日 (木)

撮影日記その26: 映画「Hecho en China」 第四日目

 さて、今日は何を書こうか。

 大好きなローワン・アトキンソン(Mr. Bean)主演の「ジョニー・イングリッシュ」最新作公開を今週末に控えた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。TakaBrownです。

 モンテレイ撮影も第四日目、これまでこの映画のタイトル「Hecho en China」には触れてきませんでしたが、”Made in China”のスペイン語です。
このタイトル、なぜか言うとみんなに笑われます。

 この映画が中国製だと思われて笑われてるんでしょうか。
まぁ、映画のタイトルとしてはインパクト強いわな。

 まだ撮影中の映画なので具体的に何がメイド・イン・チャイナなのかには触れませんが・・・。

 この日の午前中はもう一人の主演ビクトル君を脅し、殴り倒すシーンを無事撮り終え、と言いたいところ・・・ 

 気をつけてはいたんですが、勢い余ってパンチが一発後頭部に入ってしまいました。

 ごめん、ビクトル君!!

 

 ところで、一昔前までは「物価は高いが治安はいい」ということで知られていたモンテレイ。

 それが数年前から状況が一変、麻薬組織同士の抗争に巻き込まれ、メキシコの中でも今最も危険な地域の一つに数えられるようになってしまった。

 それに加え昨年の台風で街の中心を流れる川が氾濫、大洪水。
河川敷に賑わっていたショッピング・モール、スポーツ、レジャー施設は崩壊。
その復旧作業はあまり進まず、河川沿いには工事中の道路も未だに多い。
「物騒で危険」の汚名を拭い去るにはまだまだ時間がかかりそう。

 そんな状況も手伝ってか映画のロケ地として使われるのも約3年ぶりだそう。

 あまり良い噂を聞かない地域だけに多少不安があったのも確か。

 しかし、撮影が始まってみるとその地域の警察の協力がシティーとは比べ物にならないほど良いのに驚いた。

 そういえば”警察官募集”のデカイ看板が街のいたるところに貼ってあったな。
麻薬組織とも戦ってるし「警察も色々頑張ってますよ」ってアピールに必死なんだろうな・・・。

 撮影許可証を取得しているにもかかわらず、賄賂徴収目当ての警官を乗せたパトカーがどこからともなく集まってくるのがメキシコ・シティー。

 彼らのおかげで撮影が中断し、何時間も待たされる経験を何度も(ほぼ毎回)しているので、本物の地元警察が私扮する”ヤン・リー”が逮捕、連行されるシーンに協力、出演までしてくれると聞いてまたまたビックリ!

 しかも1人や2人の警官じゃありませんよ、奥さん。
パトカー3台、装甲車1台、完全武装の警官が約15名、各自長距離ライフル装備。

 たかがチンピラ一人捕まえるのに大袈裟すぎないか??
と思うも時すでに遅し。

 「アクション!」の掛け声と同時に彼らの銃口が一斉にヤン・リー(私)に向けられる。

 映画のワン・シーンとは分かっていてもこれはビビリますよ。
なにしろ彼らの武器は本物ですから。

 乗せられるパトカーももちろん本物。
もちろん人生初体験。(いや、ほんとに)

 これも映画とは分かっていても心地のいいもんじゃない。

 実生活では経験したくねーな。

 そして、これが私の最後の出演シーンで翌日はまたシティーへ。

 新たな映画への参加が決まる度に出演時間、台詞も増え、嬉しい傾向です。
結果的に今までの出演作の中で一番出演シーンも台詞も多かったと思います。

 次の出演もそうなることを祈りつつ・・・ 終~了~!

 あとは無事劇場公開されることを願うのみ。
これがメキシコの厄介な問題なんですが・・・ 
その話はまた別の機会に。

 さて、次回の撮影はどうなることやら。

 ご苦労さん、自分。

 

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2011年10月27日 (木)

最新作一覧12 ~Axe CMより~

 さて、今日は何を書こうか。

 

 撮影は去年のものですが最近YouTubeで発見したので紹介しておきます。

 でもほんとにくだらないんで、我慢してみてください。

 

 ・・・私の台詞だけ字幕入れられるこの屈辱。

 外国人のスペイン語に寛大なメキシコとは大違い。

 アメリカ人のバカ!

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