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2010年11月14日 (日)

撮影日記その23: 「Los demonios con vodka」編

 さて、今日は何を書こうか。

 “太陽の国メキシコ”なんて宣伝文句、誰が思いついて世界に広めたんでしょうか。

 全くの嘘です。

 骨の髄まで凍てつきそうな今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。TakaBrownです。

 10日の水曜日、「Los demonios con vodka」(悪魔達とウォッカ)の撮影がやっと、やっと、やっと、スタート。

 この映画、構想5年、企画自体は3年前から始動し、私自身もその当時にオーディションを終え、待ちに待たされ続けたプロジェクト。

 映画の制作には金がかかる。
しかも、とてつもなく桁違いの金がかかる。
作り手達はどうにか資金を捻出しようと、スポンサー集めに奔走するがなかなか話がまとまらない。

 どこの国でもおそらくそうでしょう。
ここメキシコでも、予算の都合がつかず企画段階で頓挫、撮影が始まり断念、撮影が無事終了したものの配給会社がつかず公開に至らず、なんて映画がゴロゴロあり、劇場公開に漕ぎ着ける映画は全体の約半分と言われています。

 配役も2転、3転し最終的に生き残ったのは私だけ。
当初予定していた俳優はみんな入れ代わってしまいました。
そして私の出番の初日に現場に行ってみたら、主役がまた代わってる。

 監督と何をもめたのか知らないけど、主役の予定だった俳優が突如逃亡し、急遽呼び出されたのはオーディションの最終選考まで残っていた別の彼。
撮影開始の1時間前に突然電話で呼び出されたとかで、防寒服も何も持ってきてない。

 大丈夫かよこの映画・・・

 3年かけてやっと始まったはいいけど、とても不安だらけなこの企画。

 着替え、メイク用のキャンピングカーもなけりゃ、ロケ地の許可も取ってない。
せめて、コーヒーぐらい誰かが持ってきてんだろ、と思ってたけどそれもない。
何から何までナイナイづくしのゲリラ戦法。

 この寒空の下、こんな状態で朝4時までの拷問撮影は続く・・・ 
ほとに大丈夫かよこの映画・・・

 小さなプロダクションと2、3社のスポンサーが多少の資金援助はしてくれるものの、ノリは完全に自主制作映画。

 でも、スタッフも私を含めた出演者も、こうなることは覚悟の上。

 好きじゃなきゃやってらんないよねぇ・・・。

 この「Los demonios con vodka」の撮影日記シリーズ、当分の間続くと思います。

 いつ撮影終了のお知らせが出来るかはわかりません。

 当然公開のお知らせなんて、全く想像がつきません。

 長~い目で、長~い目でお付き合いください!

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 さて、次の撮影はどうなることやら。

 本日の撮影、午後7時集合、午前4時終了。

 ご苦労さん、自分。

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